DKG

DKG (Delphi version of Wallpaper Changer)

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概要

DKG は、Windows 用の壁紙チェンジャーツールです。画像の拡大縮小、任意の位置への配置が可能です。タスクトレイにステータスアイコンとして常駐し、指定のタイミングで自動更新を行うことができます。また Susie Plug-in を使用することで多くのフォーマットの画像を利用することができます。さらに統合アーカイバプロジェクトに対応した各種 DLL を使用することで、各種書庫ファイル内の画像ファイルを直接利用することができます。

開発動機

Windows の画面のプロパティの背景の設定では、「中央に表示」「並べて表示」「拡大して表示」くらいしかできません (Windows 2000 の場合) 。

実際の家の壁紙を壁の中央にポツンと置いたりすることは無いでしょう。壁の地肌を見せずに、きれいに隙間無く張るのが当然です。デスクトップでもやはり画面全体をきれいに覆いたいものです。

単純な模様やパターンであれば「並べて表示」や「拡大して表示」でいいかも知れませんが、私が壁紙にしたいのは一つの完成された絵や写真がほとんどで、これはあまり「並べて表示」したり「拡大して表示」したくはありません (「拡大して表示」ではデスクトップサイズに画像を引き伸ばしてしまい、縦横比が維持されません) 。

アクティブデスクトップを有効にすれば、任意の画像や Web ページを任意の場所に任意のサイズで表示することができますが、最近の高速マシンでも結構な負担で、これを喜んで使っている人を私は見たことがありません。

以上の理由から、DKG を開発しました。

使用上の注意

[免責]
DKG を使用することによって生じるいかなる損害も、使用者の責に帰するものとします。
[著作権]
DKG の著作権は SOAK soft にあります。無断で改変や再配布することを禁止します。

機能説明

DKG は、多様なフォーマットの画像を、任意のサイズに拡大縮小したり、任意の位置に配置して壁紙とすることができます。

BMP および JPEG 以外の画像フォーマットのファイルの読み込みには、たけちん氏が開発・公開されている Susie Plug-in を使用します。必要に応じてプラグインを入手してください。また、Susie Plug-in を利用するために、計氏が開発・公開されている SPIs コンポーネントを使用しています (Delphi アプリケーションから Susie Plug-in を非常に容易に利用できるようになる大変ありがたいコンポーネントです) 。

書庫ファイル内のファイルも直接利用することが出来ます。書庫ファイル内のファイルへのアクセスには統合アーカイバプロジェクトに対応している各種 DLL を必要としますので、必要に応じて入手して下さい。このために、米田昌司氏が開発・公開されている統合アーカイバコンポーネント for Delphi/C++Builder を使用しています (Delphi アプリケーションから書庫ファイルへのアクセスがとても簡単に出来るようになる非常にありがたいコンポーネントです)。

システムのデスクトップの縦横比に合わせたプレビュー画面を持ち、壁紙として設定された状態をプレビューすることができます。またプレビュー画面上でドラッグすることで、画像の表示位置を調整することができます。

DKG 配置変更前配置変更前

DKG 配置変更後配置変更後

DKG 壁紙設定時壁紙設定時

配置方法や表示位置が決まったら、プレビュー画面の枠 (これが壁紙設定のスイッチになっています。プレビュー画面が閉じている間はバー状になります) をクリックすることにより、システムの壁紙として設定することができます。プレビュー画面が表示されている時は、自動更新も含めて、全ての変更がプレビュー画面に対して実行されますので、ご注意ください。

配置方法、表示位置、反転、倍率などの設定をまとめて「壁紙設定情報」といい、これを「設定リスト」として保持します。このリストが自動更新で使用されます

DKG 設定リストのページ設定リストのページ

配置方法

配置方法としては、以下のものがあります。画像の「左右」および「上下」を反転させることもできます。配置方法が「中央」「全画面」「フルスクリーン」「倍率」の場合、画像を表示する位置をプレビュー画面上で操作して設定することができます。

DKG 表示設定のページ表示設定のページ

自動
画像サイズとデスクトップサイズの関係から、「タイル」および「中央」のいずれかを自動的に選択します。具体的には、デスクトップの縦横いずれかが画像の 2 倍以上である場合「タイル」を選択します。
タイル
オリジナルの画像サイズでタイリング表示します。画面のプロパティの「並べて表示」と同じです。
中央
オリジナルの画像サイズで、デフォルトで画面中央に表示します (これは画面のプロパティの「中央に表示」と同じです) 。(デスクトップ内に画像全体が収まる範囲内で) 表示位置を変更できます。
全画面
デスクトップ全体を指定画像が覆うように画像サイズを拡大縮小します。画像の縦横比は維持されます。(デスクトップが画像に覆われる範囲内で) 画像の任意の部分を表示するように位置を調整できます。
フルスクリーン
画像全体がデスクトップ内に収まるように画像サイズを拡大縮小します。画像の縦横比は維持されます。(デスクトップ内に画像全体が収まる範囲内で) 表示位置を調整できます。
引伸
画像全体がデスクトップ全体に収まるように画像を拡大縮小します。画像の縦横比は維持されません。画面のプロパティの「拡大して表示」と同じです。
倍率
任意の倍率で画像を拡大縮小します。画像の縦横比は維持されます。表示位置を変更できます。倍率入力値が変更されるごとに表示を更新しますので、決定するまでプレビューで調整することをお勧めします。
同期方法

自動更新の同期方法には、「インターバル同期」と「時刻同期」があります。この2つの同期方法は同時に使用することができます。自動更新は設定リストを使用して行われます。「ランダムに変更」をチェックするとランダムに、外すと更新順は「設定リストの順」になります。

DKG 同期設定のページ同期設定のページ

インターバル
指定の周期で更新を行います。1 〜 59 (秒 / 分 / 時間) を設定できます。
時刻 (cron 風)
日・曜日・時・分、それぞれに数値 (曜日は日〜土を 1 〜 7 で設定します) またはワイルドカード「*」を設定します (数値は複数を半角スペースで区切って指定できます。「*」が含まれる場合は、これが優先します) 。四要素全てにマッチする日時に更新を行います (たとえば、日と曜日の両方をワイルドカード以外に設定すると、両方を満足する日にしか更新しないので注意してください) 。

動作環境

Microsoft Windows 95/98/ME/NT4.0/2000 上で動作するものと思われますが、テストは以下の環境でしか行なっていません。

  • Windows 98 SE
  • Windows 2000 Professional

画面の色が、8/15/16/24/32 bit いずれの環境でも使用できると思いますが、8 bit 環境での使用はお勧めしません (独自の減色ルーチンを実装していますが、不十分なようで、うまくいかないケースがあります) 。

アクティブデスクトップが有効になっている環境にも対応します。

更新履歴

0.60 (2008/02/18)
  • 特定の縦横比でプレビューがずれることがあったのを修正した
0.50 (2004/09/01)
  • 書庫ファイル内画像ファイルへの対応
  • ウィンドウをリサイズ可能とした (書庫内ファイルなど長いファイル名が読めないのに対処するためで、横幅のみ)
  • GDI オブジェクトの解放漏れを修正した
0.40 (2003/04/21)
  • 最初のリリース
  • 時刻同期機能の追加
  • アクティブデスクトップへの対応

ダウンロード

最新版 (2008/02/18 リリース) は以下のリンクよりダウンロードできます。

スクリーンショット

DKG のスクリーンショット・プレビュー時プレビュー時

DKG のスクリーンショット・壁紙設定時壁紙設定時

DKG